TV「アジア最強マジシャン リュー・チェンの挑戦 奇跡の瞬間22連発!」
【「アジア最強マジシャン リュー・チェンの挑戦 奇跡の瞬間22連発!」 2009年6月13日 フジテレビ系列 (北海道地区は6月27日)】
昨年暮れ以来の、台湾のマジシャン「リュー・チェン」の特番。私の住む北海道では、本州より2週遅れての放送でした。
今回の番組は、前回の特番のシーンを振り返りながら、グルメバスツアーと題し行く先々でマジックを披露するという内容。
で、前回の放送の時は、初特番だったこともあって、今後の期待を込めて好意的な目で見たつもりでした。
しかし、今回は・・・・・たいして変わりありませんでした。新たなインパクトはなし。
もう言いたくないのですが、こういうストリート系の番組では、見物の一般人役のエキストラが、いかに自然なリアクションを見せるかがポイントだと思うのです。
ところが、今回の番組の冒頭に紹介されたネタは、前回の放送でもっともエキストラの演技がへぼかったシャッター通り抜けマジックのリプレイ。
不自然な歓声に不快感もリプレイ。観る気力がそがれました。
「もっとうまくやれよ!」と心の中で叫んでいました。
ここ最近のマジック番組の衰退の原因は、こういった製作側の「不思議に見えさえすればどんな手段をとっても構わない」という姿勢にあると思います。
マジシャンの技術の紹介よりも、それに付随するテレビ独特のさまざまな小仕掛けのほうに神経を裂いているような気がしてなりません。
視聴者はわからないと思っているのでしょうか?
だから、様々なマジック番組で嫌なくらい見ている「ガラスに手を貫通させるネタ」も、もうなんとも思わなくなってしまうのです。手を貫通させた向こう側の女性のリアクションを白けた気持ちで見るしかないのです。
と文句はそこまでにして、リュー・チェンを否定しているわけではないので、まっさらな気持ちで観れば、不思議なマジックショーだったといえるでしょう。
輪ゴムの軽いシークエンスと、マカロンの変化の部分で、基本的技術の一端を見せてもらえたので、次があるのかどうかはわかりませんが、今度はもっと彼の根本的なテクニックが見られたらいいなあと思います。でもテレビショーだから、今までどおりの雰囲気で進むしかないのでしょうけれどね・・・
一本目は「良かった」と言っておいて二本目に文句をブーたれるのは、「ピーター・マービー」以来の私の悪いクセですが、今回の評価はちょっと冷静になって、初見の人の気持ちになって三ツ星ということにします。
(★★★)
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